組織運営について Vol.2心理的安全とは?②

組織運営について Vol.2心理的安全とは?②

VOL.939(1月20日号)から不定期で連載しております、組織運営について 心理的安全とは?の

第二回目連載です。今回は日本の組織における心理的安全について掘り下げていきます。

日本の組織における心理的安全とは

第1回で対人関係のリスクについてお伝えしましたが、それらを日本の組織に当てはめて考えると、

以下の4つの因子がある状態で心理的安全性が感じられるという検証結果が出ています。

①話しやすさ…仕事や相手の状況を把握し、多様な視点から状況を判断して率直な意見とアイデアを

       募集できる

②助け合い……トラブルに迅速・確実に対処・対応する時や通常より高いアウトプットを目指せる

 

③挑戦…………組織・チームに活気を与え、時代の変化に合わせて新しいことを模索して変えるべきことを

       変えられる

④新奇歓迎……個々人が積極的にボトムアップを行い、多様な視点で社会・業界の変化を捉えて対応する

似たような性質の人々で構成された組織では、たとえ違和感を抱いてもその感情に需要を感じなくなって

しまいます。リーダーは、メンバーが自分らしさを最大限発揮できるように“組織に所属している”という

感覚を持てているかどうかにも気を配る必要があると言えます。

変革の3段階

これら4つの因子にアプローチして心理的安全性に変革をもたらすには、次の表のように3段階があります。

・行動・スキル…一人一人が取っている行動や、適格な タイミング・クオリティの行動がとれるかどうか ・関係性・カルチャー…行動の積み重ねの結果、組織・ チームの人々が学習した習慣や行動のパターン ・構造・環境…会社や事業、ビジネスの仕組み自体に 起因する構造的な問題 構造・環境による心理的安全性への影響は最も変革が 難しく、これに対しては 「影響の認識のみ行い、前提だと考える」ことが基本的なアプローチになります。

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