人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」
材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」は、企業の持続的発展のため、新製品の製造や新サービスの提供等により新たな分野に展開する、または、デジタル・グリーンといった成長分野の技術を取り入れ業務の効率化等を図るため、下記に取り組む事業主を対象に、訓練経費や訓練期間中の賃金の一部を高率助成により支援する制度です。
『事業展開等リスキリング支援コース』の対象
- 既存事業にとらわれず、新規事業の立ち上げ等の事業展開に伴う人材育成
- 業務の効率化や脱炭素化などに取り組むため、デジタル・グリーン化に対応した人材の育成
◆事業展開とは
新たな製品を製造したり、新たな商品やサービスを提供すること等により、新たな分 野に進出すること。
このほか、事業や業種の転換や、既存事業の中で製品の製造方法、 商品やサービスの提供方法を変更する場合も事業展開にあたる。
【例】
・繊維業を営む事業主が、医療機器の製造等、医療分野の事業を新たに開始する
・料理教室を経営していたが、オンラインサービスを新たに開始する 等
◆デジタル・DX化とは
デジタル技術を活用して、業務の効率化を図ることや、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革する等し、競争上の優位性を確立すること。
【例】
・ITツールの活用や電子契約システムを導入し、社内のペーパーレス化を進めた
・アプリを開発し、顧客が待ち時間を見えるようにした 等
◆グリーン・カーボンニュートラル化とは
徹底した省エネ、再生可能エネルギーの活用等により、CO2等の温室効果ガスの排出 を全体としてゼロにすること。
【例】
・農薬の散布にトラクターを使用していたが、ドローンを導入した
・風力発電機や太陽光パネルを導入した 等
支援対象訓練
- 助成対象とならない時間を除いた訓練時間数が10時間以上であること
- OFF-JT(企業の事業活動と区別して行われる訓練)であること
- 3. 職務に関連した訓練であって以下のいずれかに該当する訓練であること
- 企業において事業展開を行うにあたり、新たな分野で必要となる専門的な知識及び技能の 習得をさせるための訓練
- 事業展開は行わないが、事業主において企業内のデジタル・デジタルトランスフォーメーション化やグリーン・カーボンニュートラル化を進めるにあたり、これに関連する業務に従事させる上で必要となる専門的な知識及び技能を習得させるための訓練
経費助成率・賃金助成額
【中小企業】
経費助成率:75%
賃金助成額:960円/1人1時間
【大企業】
経費助成率:60%
賃金助成額:480円/1人1時間
※1事業所1年度あたりの助成限度額1億円
受講者1人あたりの経費助成限度額
【10h以上100h未満】
中小企業30万円/大企業20万円
【100h以上200h未満】
中小企業40万円/大企業25万円
【200h以上】
中小企業50万円/大企業30万円
参考:厚生労働省「事業展開等リスキリング支援コースのご案内」より
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